プチ・フランスと呼ばれながら小京都にも例えられる神楽坂のお散歩情報。

大嫌いなセリフ

  • 公開日:2008年4月26日
  • 最終訪問日:2008年4月26日

2008/04/26;キャンドルスタンド

「●●さんの分まで頑張ります」

このセリフ、嫌いだ。

だって自分ひとり、1人前を十分確かに生きられている?
まだ足りない、まだ十分じゃないって頑張っていない?
そこへさらにもう一人、誰かの分まで生きられる?

生まれてからずっと、生まれた日を起点に生きていたのに、
ある日、仲間とか友達とか歳が近い身近な人の死をはじめてリアルに感じたとき
ただ生きていただけなのに生き残ってしまう。

亡くなってしまった人のために何か出来なかったのか、
助けられなかったのか、
あんなに素敵な人が死に、なぜ私が生き残っているのか。

後悔が後から後から押し寄せて、
その罪悪感から思ってしまう。
「生き残った自分は●●さんの分まで生きる責任が有る」と。

だけど生き残った人がすべきは亡くなった誰かの分まで生きることではなく、
亡くなった誰かに恥じない生き方をすること。

私は生き残りであることをずっと重荷に感じていた。
だからこそ思う。重荷にしちゃダメ。

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